中国の自動車事情について学ぶ〜概要編〜
はじめに
今日から中国についての情報を気ままに発信してみようと思います。
私は都内で働くただのOLです。中国に興味を持って10年以上。いつか中国で働きたいと思っているのですが、思っている割に何も行動に移せていない自分にもどかしさを感じています。
ただ何か行動に移さないとチャンスも成長もない、と思いブログを始めてみました。
まずは自分の勉強用として始めますが、誰かの役に立てたら幸いです。
ということで、今興味がある中国の自動車業界について、本日は書いていこうと思います。
世界の自動車販売の中で、中国はどの立ち位置にいるのか
これを見ると、中国は2位のアメリカの約1.8倍の差をつけ1位となっています。
中国国内ではどうなっているのか
中国国内での自動車販売は、1位VW(フォルクスワーゲン)、2位HONDA、3位TOYOTAとなり、4位にやっと中国メーカーの吉利(ジーリー)が出てきます。
TOYOTAよりHONDAの方が多いのですね。ちなみに、中国では国外の車を現地生産しようとすると、現地の会社と合弁会社を組まなければなりません。(出資比率50:50)HONDAは广汽集团や东风汽车などと合弁会社を設立しています。
なぜ現地生産するかというと、中国は自動車の輸入における関税がとても高いのです。この現地生産については中国に限らず、他の国でも同様だと思います。そのためにカーメーカーは各社CKD(ノックダウン生産:車を分解して輸入し、現地で組み立て)などで関税対策を行ったりしています。
ただ、中国国内で海外のカーメーカーが新エネ車を作る場合はこの規制は撤廃されます。テスラは上海にギガファクトリーを設立しましたが、この際中国と交渉し独資で設立しました。2022年には上記の決まりも撤廃されるそうですが。
中国のカーメーカーは何社くらいある?
なんと、100社くらいあるそうです。日本はたったの8社なので比べ物にならないですね。
ちなみに中国の”ビッグ5”は第一汽车、上海汽车、长安汽车、东风汽车、奇瑞汽车の5つになります。
国営?民営?
中国のカーメーカーを調べていくとよく出てくる言葉ですが、一体どういうことなのでしょうか。
簡単にいうと”国営”は中国共産党が出資しており、中央あるいは地方政府と深い関わりを持つメーカーです。なので名前に地名がつくものも多いイメージです。上記で説明したビッグ5は全て国営メーカーです。
ここの説明をするためには中国の自動車メーカーの始まりから今に至る変遷を理解した方がスムーズな気がしたのでここでは割愛します。
国の政策と自動車産業の関わり
2015年5月に習近平は「中国製造2025」という、いわゆる今後10年間の製造発展のロードマップを発表しています。
この上記10個の重点政策の1つに「省エネ・新エネ自動車」が含まれています。
また、2020年には2035年までに新車販売に占める電気自動車など「新エネ車(NEV)」の比率を50%以上に高める指針を公表しています。
自動車業界、特に環境車については今後中国でさらに発展していく産業と思います。
おわりに
なにせ書いている本人が勉強中なので書いている内容が薄く話が色々なところに発散しておりますが、ここから徐々に深堀りしていこうと思います。
また、今回は中国の自動車業界について書きましたが、中国に関することについては様々なテーマで書いていく予定です。